歩行時の股関節の痛み

江別市,股関節治療

当院へ来院の患者さんで、以前からたまに股関節がいたくなる方がいます。特に女性が多いと感じます。

私は、女性が出産の影響や骨盤が男性より広い形状をなしている事が影響していると考えています。

たまに痛みがでる状態では、改善しやすいですがそのままにしておくと将来的に慢性的な強い痛みにつながる可能性があります。

当院へ来院している患者さんの症例を検討してみます。

目次

一年前から左股関節が痛み

60代女性の患者さんで、1年前から歩行時に左股関節が痛く整形外科に通院していました。

病院では、腰部のヘルニアが原因と判断し腰の治療を継続していました。症状の改善がみられず、痛みが徐々に強くなり通常歩行が困難になるほどの痛みがでる日もでてきました。

そんな中で当院に来院しました。

当院の診たて

腰部に痛みがまったくないと言う事で、体全体のバランスをチェックしました。

肩甲骨と骨盤のポジションが左右非対称になっていました。

初期の股関節の痛みは、股関節の筋肉の硬さよって骨盤のゆがみと脊柱のゆがみにつならり、慢性痛及び疼痛の増悪につながったと考えました。

治療と経過

1回目の来院は、痛みとゆがみが強かったため、左股関節の筋肉障害の治療及び骨盤矯正を行ないました。

筋肉の障害には、超音波を使用しています。施術後、痛みが半減しました。

1週間後の2回目は、体全体のゆがみを整える施術と股関節の治療を行ないました。

今回も治療後の変化を患者さん自体が感じておりました。旦那さんにも歩き方が変わったという評価を頂きました。

さらに1週間後の3回目は、股関節の可動域を増やす施術を追加して行ないました。

治療後は、ももが上がりやすくなったと喜んでおりました。

考察

関節の痛みは、痛みがでている部分だけをみると改善が難しくなります。

関節を一つのユニットと考えて、なぜ痛みがでるのか?を考えていかなければなりません。

例えば、股関節でに関連が強いユニットは、骨盤、腰部、背部下部の動きが密接に関係して動いていると考えます。

その中で、どことどこが障害を起こしているのか?痛みが出ていない障害部位を治療する事が改善の近道だと考えます。

今回の患者さんは、通院途中ですが段階を追ってよくなっています。

早く良い状態になり、旅行や買い物などを楽しめるようにサポートしていけたらと思います。

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この記事を書いた人

駒崎 光輝
2010年に柔道整復師の免許を取得し、東京や神奈川、札幌など4つの治療院で修行した後、健康とカラダをつなぐをコンセプトに、2015年4月より地元江別で鍼灸整骨カラダステーションを開業しました。
誰もが人生の最後まで健康でいられる社会を目指し、健康情報を発信しています。

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