背骨の湾曲

体の健康状態をよく保つために、良い姿勢の維持や猫背の矯正がよく言われています。

なぜ良い姿勢が大事か?について考えてみました。

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背骨の湾曲

背骨には、横から見た時に、s字カーブを描いています。

後方凸部分を一次湾曲、前方凸部分を二次湾曲と言います。

この湾曲のおかげで、重力や振動の負荷を吸収しやわらげてくれています。

湾曲は、背骨を含め以下の部位にあります。

1次湾曲:後頭部、背中、お尻、踵

2次湾曲:首、腰、ひざ、足裏

上記の湾曲のうち2次湾曲は、筋肉のバランスに依存しています。

この湾曲の一つがバランスを失うと、すぐ近く二次湾曲に代償パターンが現れます。

遠隔部の治療

上記の事を考えると、肩こりや腰痛、膝痛が必ずしもその患部だけが原因とは限らない事がわかります。

痛みが出ている箇所に湿布を貼ったり、マッサージをしたりしていてもなかなか改善しない場合は、この湾曲の代償パターンが原因になっている可能性があります。

たとえば、骨盤のバランスをとり腰部の湾曲の調整を行うことで、首や肩こりの慢性的な症状が改善するケースがあります。

東洋医療でよく言われるツボの治療は、このようなメカニズムでよくなるのではないかと考えます。

私達は、日常の生活動作で少しずつ体にクセがつき、不良姿勢が定着していきます。

姿勢の悪さは、脊柱の湾曲のバランス崩れを表わしていますので、常日頃から意識していきましょう。

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この記事を書いた人

駒崎 光輝
2010年に柔道整復師の免許を取得し、東京や神奈川、札幌など4つの治療院で修行した後、健康とカラダをつなぐをコンセプトに、2015年4月より地元江別で鍼灸整骨カラダステーションを開業しました。
誰もが人生の最後まで健康でいられる社会を目指し、健康情報を発信しています。

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