歩行時や階段の昇り降りで足の甲に痛みや違和感がある。病院に行っても骨には異常はないと言われた。
そんな方は、ほおっておくと問題が大きくなるので注意です。
このような症状は、ヒールの高い靴を履くことが多い女性に多いと感じます。
なぜ足の甲に痛みが出るのかを考えていきます。
痛みが出るきっかけ
足の甲が痛くなると言っても、何もなく急に痛くなることはありません。
なんらかの原因が考えられます。
きっかけになりそうな動作をいくつかピックアップしてみます。
・足首の捻挫をした
・足を痛めてびっこを引いて長期間歩いた
・普段履くことのないヒールの高い靴を履いて歩いた
・競技の練習で過度のダッシュやうさぎ跳びをした
・大きめの長靴で長時間作業をする
・安全靴など重くて硬めの靴を履いて作業をする
今まで診てきた患者さんの症例を振り返ると、上記のような事がきっかけで痛みが出る方が多いと感じます。
では、なぜ上記の作業が問題になるのか考えていきます。
足の筋肉の疲労
筋肉は、不自然な動作を長くすると疲労していきます。
筋肉が疲労すると、筋肉への血流が悪くなり、酸素や栄養素が行き届きにくくなります。
すると筋肉は、伸び縮みしずらい状態になります。
先ほど上げたきっかけにより足の指や足首を動かす筋肉に疲労が出てきます。
すると特定の筋肉の動きが悪くなり、足の構造の変化や動きの変化につながります。
また、疲労した筋肉の場所により、痛みのでる角度やでる動作が違ってきます。
まず、どの部分に筋肉の疲労がたまっているかをみつけ事が大切です。
そして、疲労した箇所の筋肉をほぐして柔らかい筋肉に戻します。
ケアについて
自分でケアする場合は、痛くない方の足の筋肉と比べて筋肉が固まっているところを探します。
その部分が見つかったら、自分の指を使いマッサージをします。
指ではなく器具を使ってもよいです。
2~5分程度、時間をおいて筋肉が柔らかくなるまで行います。
原因筋
足の甲の場合でいうと、痛みがでる原因の筋肉は以下が考えられます。
・前脛骨筋
・長趾伸筋
・第三腓骨筋
・短趾伸筋
上記が主な原因筋です。
足の甲の痛みは、骨には異常がなくても筋肉が問題になることがあります。
問題が大きくなる前に早めに対処していきましょう。
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