猫背が気になるが、姿勢を気を付けてもなかなか治らない。猫背は一度クセがついてしまうと、良い姿勢を意識してもそれを維持する事はなかなかできません。
猫背は、さまざまな原因があります。また、猫背がひどくなると、さまざまな不調が出てきます。
猫背について考えてみました。
猫背による不快な症状
まず、猫背がひどくなると、どのような症状が起きる可能性が出てくるでしょうか?いくつピックアップしてみます。
- 肩こり
- 頭痛
- 疲れやすい
- 眠りが浅くなる
- スポーツパフォーマンスが落ちる
- 腰痛
- 歩行バランスが悪くなる
- 手のシビレ
- 肩が上がりにくくなる
猫背になると、脊柱の湾曲が本来の生理的な状態から逸脱します。よって、さまざまな症状がでるリスクが高くなると考えています。
猫背の原因
猫背は、幼少のころからという人もいますし、大人になってからという人もいます。
それぞれの年代で、そのきっかけがあると考えています。
幼少の頃からであれば、0歳児から1歳になるまでに歩くようになるまでの発達発育過程で、ハイハイの期間が短いなど何かの過程が抜けていた事が考えられます。
その後は、学生時代の勉強など椅子に座っている姿勢や部活などの練習による極端な繰返動作によるクセも考えれます。
大人になってからは、デスクワークが長時間続く事やスマートフォンのみすぎなどが考えれます。
いずれにしても、何かがきっかけになっています。
猫背の構造的な原因
猫背が固定化するのは、骨盤のゆがみからスタートします。
骨盤のゆがみ→背骨の回旋→背骨の湾曲の変化(胸腰移行部の前湾増大、胸椎伸展増大)→肩甲骨の位置が外側に変化→肩関節が内側はいる
と考えています。
つまり、猫背を改善するには、骨盤のゆがみから見直さなくてはいけません。
猫背矯正ベルトなどを付けて矯正しようとしても、改善されることは難しいでしょう。
猫背矯正について
骨盤や背骨のクセは、骨が構造的に変形していない限り、本来あるべきポジションへ戻ります。
当院に来院の患者さんも、人によって良くなる期間は違いますが、良くなっています。
傾向をみると、年齢が低ければ低いほど早く改善しています。
骨盤、脊柱を一つ一つの歯車と考えると、その一つ一つをクセのついた逆の方向へ戻してあげる施術を行います。
クセとは、筋肉が短縮し固定してしまったものを、本来の状態に戻すことです。
もともと骨格は、筋肉のよって動きます。その筋肉の作用を調整する事で、骨格のバランスは変化します。
猫背は、見た目だけでなく、さまざまな体の不調につながります。多くの人は、猫背は治らないと考えていますが、クセの原因を突き止め、生活習慣も見直すことで改善すると考えています。
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