当院では、スポーツ選手の日常のカラダのコンディショニングや大会前後の調整も行っております。
スポーツ選手は、日々ハードな練習を重ねる中で少しずつ疲労が蓄積し、筋肉のコリの慢性化と動きのクセがつきます。
試合や練習で、自分が思う動作ができなくなってきたときは注意が必要です。
当院でも、自分のイメージするゴルフスウィングが最近できるようになったというご報告を頂いた症例があります。
スポーツの動きは各関節の協調運動
スポーツパフォーマンスを考えた時に、痛みのでやすい箇所や動きの悪い箇所をどのように改善するか?
ポイントは、問題の関節が他の関節の協調運動で動いている事を頭に入れておかなくてはなりません。
たとえば、腰の動きが悪い又は、痛みがでるケースでは、関連する股関節、骨盤、背部下部の動きもみていかなくてはなりません。
腰以外の関節の動きの悪さが、腰に過度なストレスを生んでいると考える事ができます。
重心について
人や動物、構造物など重力化にあるもの全てに重心をいうものが存在します。
人でいえば、お臍からやや下の丹田と呼ばれる場所が重心と考えるのが一般的です。
しかし、さまざまな動作をする中で重心が移動しないとわ考えにくく、以下の重心ポイントを上げてみました。
・股関節
・仙骨
・腰椎1~5
・胸椎4~12
上記が普段の姿勢のクセ(猫背など)やスポーツパフォーマンスの動作の変化で随時重心が変化すると考える事もできます。
ゆえに、特に重心に関連する部分の関節の不具合がでると、体のパフォーマンスの低下につながると考えています。
ゴルフスウィングの改善例
当院で来院の患者さんの例を上げてみます。
60代男性、ゴルフをされている患者さんです。
来院当初は、慢性腰痛を抱えていました。
腰痛が良くなるにつれ、自分のイメージのゴルフスウィングができないと悩みを打ち明けていただきました。
腰部の痛みを取る為の施術は、腰椎、骨盤、股関節の施術が中心となります。
イメージのゴルフスウィングの動きを教えてもらってわかった事が、下部胸椎の動きが悪く腰部回旋が本来の動きができていないと感じました。
通常の腰部、骨盤、股関節の施術に胸椎の調整を追加しました。
すると、3回目の施術あたりから最近スウィングが思うように自然とできるようになってきたという報告をいただきました。
その患者さんは、現在もメンテナンスも含めた施術を継続しています。
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