歩くことは、人間にとってとても大切です。
歩行する事は、以下のメリットがあります。
・血流がよくなる
・足の裏の刺激が脳に良い影響を与える
・足の裏の振動が骨膜に良い影響を与える
上記の影響が、体を長寿に導くようです。以前、NHKの人体という番組でそのメカニズムが解き明かされていました。
当院では、脳梗塞の後遺症やパーキンソンなどで歩行が困難になった方の歩行訓練を行っています。
実際、どのような事を行っているか記事にしてみました。
リハビリ内容について
当院では、以下の点について重要視しています。
・関節各部の可動域(柔軟性)
・筋力
・バランス感覚
・持久力
この4つの点を総合的に訓練し状態を上げていく事が大切です。
個別に内容をみていきましょう。
関節の柔軟性
関節は、動かさない期間が長くなるほど硬くなります。
捻挫や骨折をし固定期間が長くなると、固定を外してからも関節の動きが硬くなるのと同じです。
先ずは、関節の柔軟性を戻します。
関節の柔軟性を取り戻す方法は、以下の方法があります。
・ストレッチ
・マッサージ
・鍼治療
・PNF
状態に合わせてリハビリの方法を変えていきます。
筋力
次に自分の体を支えるための筋力トレーニングが必要になります。
弱ってしまった個々の筋力をトレーニングしていきます。
筋力検査で弱ってしまっている筋力を特定し、個々の筋力をトレーニングしていきます。
バランス感覚
先ずは、フラフラしないで立つことです。これができるようになるところからスタートします。
根気よくやることで、脳と体のバランス感覚が再学習されます。
次に、一歩一歩前に足を出す動作の訓練です。
どの作業も機能訓練指導員のスタッフが隣で支えています。
焦らずコツコツとトレーニングする事が大切です。
持久力
バランス感覚が戻ったら、どんどん距離を伸ばして歩行のトレーニングを行います。
出来れば、一人で歩く練習もここからスタートです。
歩行訓練は、とても根気が必要です。大変なトレーニングですが、トレーナー(機能訓練指導員)が一緒だと勇気がでるものです。
日々できる事が少しずつ増えていくこともやりがいの一つになるでしょう。
歩けなくなっても、歩くことを諦めないで頑張りましょう!
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