毎朝のように首や腰に痛みがでる。枕が悪いのか?ベットが合わないのか?いろいろ変えるがなかなか症状が変わらない。
日中になると痛みはなくなるが、寝ると起床時には首の痛みや肩こりを強く感じる。
そんな症状でお悩みの方は、是非この記事を参考にしてください。
実際に当院にかかった患者さんの例で今回の症状を紐解いていきます。
30代男性の症例
江別市在住、30代後半の男性、PC及び力仕事が多い、スポーツ歴 野球 マラソン
約2年前からソファーでうたたねしたり、疲れている時は、起床時に寝違えや首の痛みがちょくちょくでている状態でした。
痛みがでる頻度が多くなってきたため来院。
以前より、肩こりや肩こりからくる頭痛を持っていた。
枕を変えた事はあるが、頻度は減るも改善には至らない状況でした。
なぜ起床時に首が痛くなる?
起床時に首が痛い、腰が痛いという人は、わりと多くいます。
以前、NHKの番組でもやっていましたが、起床時に首や腰が痛くなる方は、寝ている間の寝返りの回数が少ないと言う事がわかっています。
なぜ寝返りの回数が少ないか?
それは、背中や体幹の動きが悪い、つまり背中、腰、股関節まわりの筋肉が硬くなり、柔軟性がない状態になっているのです。
普段、適度に体を動かしていたり、ヨガやラジオ体操などをしている人は、体の柔軟性が保たれます。
しかし、普段何もやっていない人は、仕事などの疲労が体に蓄積しだんだん体の柔軟性がなくなります。
その他、交通事故や転倒でのケガをされた方も、その後遺症として体がこわばり柔軟性がなくなる事もあります。
いずれにしても、この体の柔軟性を取り戻す事が、朝起きた時の首や腰の痛みの解消につながります。
施術について
先ほどの患者さんについて、施術は至ってシンプルです。
体の柔軟性をつける施術です。
具体的には、背骨の動きをつける施術をおこないました。
背骨は、首を含めると24個あります。
普段、私達は、背骨が一個一個動いている事を忘れていますが、背骨一個一個が協調して動いているから、さまざまな動きが出来ます。
背骨一個一個を機械のギアに例えてイメージしてもらうとわかりやすいです。
ギアの錆びついた部分や箇所が増えれば増えるほど、動きに障害がでやすいですよね。
動きに障害がでる=体の柔軟性がなくなると考えてください。
その先の究極は、背骨が棒のようになってしまう事です。
なので、背骨一個一個の動きは、とても重要なのです。
経過について
上記の患者さんは、約3週間週に3回のペースで来院されました。
毎回の施術で変化がでています。
現在は、以前より前屈が10センチほど深く取れるほど、体が柔軟になっています。
症状もほぼでなくなってきている状態です。
まだ通院中ですが、少しでも早く良くなるようサポートしていきます。
起床時の首や腰の痛みは、体の柔軟性がキーポイントになります。体の柔軟性をつけるには、背骨一個一個の本来の機能を取り戻すことが大切です。普段から体の動きを意識して、からだのケアをしていくことがとても大切です。
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