腰痛といえば、ぎっくり腰やヘルニア、脊柱管狭窄症が代表てきですが、それ以外にも原因不明の慢性腰痛で困っている方は、多くいらっしゃいます。
腰痛は、なぜ起こるのか?
特に原因不明の慢性腰痛について考えてみました。
股関節の柔軟性
当院へ来院される腰痛症の方は、特に股関節の柔軟性をつける施術を入れる事で症状がどんどん良くなっています。
股関節の筋肉は全て骨盤の各部位に付着していますので、股関節の柔軟性低下=腰の柔軟性低下につながります。
また、股関節の左右で緊張具合に差がでると、骨盤の捻じれ=腰部の捻じれにつながります。
ゆえに、慢性腰痛の問題を解消するには、股関節の柔軟性をつける事が大切だと考えています。
股関節の筋肉について
股関節は、さまざまな方向に動かすことができるゆえに、さまざまな筋肉が付着しています。
その中でも特に腰痛に関係のある筋肉は以下だと考えています。
・腸腰筋
・中臀筋
・大臀筋
・大腿筋膜腸筋
・大腿直筋
・内転筋群
・ハムストリング
上記の筋肉の癒着や柔軟性を取り戻すことで、腰部の治療の成績が劇的に変わると感じています。
骨盤角度
さらに股関節と腰痛の関係は、先ほどの股関節に関連性のある筋肉の緊張で骨盤の角度がかわると言うことです。
簡単に言うと、姿勢が変わるのです。
股関節の前面、側面、後面各部の筋肉がそれぞれ緊張すると骨盤の傾斜が変わるのです。
以下の図を持て頂くとイメージがつくかもしれませんので、ご参考にみて頂ければと思います。
腸腰筋や大腿直筋の緊張が強いcは、bに比べて腰の反り方が強い姿勢になっています。
腰のそりが強いのも腰部への負担が大きく、腰痛の原因になります。
緊張の具合で、ゆがみや前後の骨盤の角度が変わり、腰部への症状もそれに応じて変わってきます。
セルフケア
なかなか症状が改善しない腰痛は、通院して施術を受ける事をお勧めしますが、通院が難しい方は、セルフストレッチを試してみるとよいので、一部ごご紹介します。
ストレッチバイブルという本の中に良い内容がありましたので、以下にのせてみます。
一般的なストレッチですが、しっかりやることで効果がでるはずです。
一つの姿勢で30秒、2~3セットやると良いでしょう。
その他、余裕があれば内転筋や腸腰筋、腰部のストレッチを行っていきます。
一般的なストレッチでも毎日コツコツやると効果が出てくると思いますので、是非トライしてみてください。
慢性的な腰痛やぎっくり腰などの腰痛予防や改善には、股関節の柔軟性が重要です。股関節と骨盤、腰との関係は、最近テレビや雑誌でも取り上げられることが多くなってきています。
特に普段長時間立っていたり、中腰作業が多い、デスクワークが長時間に及ぶなど、腰から股関節の疲労や柔軟性低下が出ている方は、股関節の柔軟性をつけるストレッチをしっかりしましょう。
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