歩行時に足の裏の痛みやしびれ、違和感がでると、腰や神経の問題が考えられます。
しかし、病院へ行って検査しても異常がない、あるいは、消炎鎮痛剤の処方で症状が変わらずということが多々あります。
足の裏の痛みは、腰の問題や神経障害だけの理由ではありません。
足の裏の筋肉、筋膜の障害について考えてみました。
トリガーポイント
筋肉の問題とは何か?
ここでいう筋肉の問題とは、トリガーポイントをさしています。
筋肉は、通常の伸び縮みする組織です。
しかし、筋肉は、長時間酷使し疲労すると、筋肉内に結節をつくり伸び縮みができなくなる状態になります。
この結節は、トリガーポイントと呼ばれています。
活性化したトリガーポイントは、周りの組織に影響し関連痛を引き起こしたり、関節の制限をおこし、関節痛を引き起こす可能性もあります。
また、一度活性化してしまったトリガーポイントは、湿布を貼ったり、安静にしているだけでは、元に戻ることが難しい厄介な問題です。
問題を解決するためには、トリガーポイントへの注射やストレッチ、マッサージなどがあげられます。
根気よくアプローチする事で、本来もつ筋肉の機能を取り戻すことができ、痛みが解決していきます。
筋肉へアプローチ
では、どの筋肉にアプローチしたらよいか?を考えると、
解剖学から紐解いて考えていかなくてはなりません。
歩行時に足の裏に痛みやしびれ、違和感が出る場合は、以下のような筋肉が問題になると考えます。
- 長趾屈筋
- 長母趾屈筋
- 骨間筋
- 短趾屈筋
- 母趾内転筋
- 短母趾屈筋
- 小趾外転筋
などが挙げられます。
自覚症状から考えて、上記のどの筋肉に問題があるかを選択しアプローチしていきます。
当院でも、長年悩んで来院された患者さんで、症状が改善された患者さんがいらっしゃいます。
腰や神経の問題とあきらめずに、アプローチする価値があると考えます。
セルフケアも含め、ぜひトライして頂ければと思います。
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