親指の痛みの腱鞘炎は、指の腱鞘炎の中でも多い障害です。
草むしりや細かい手の作業が多いと問題が出やすいです。
また、一度炎症を起こすと中々治りづらくなります。
原因などについて考えてみました。
目次
親指の筋肉
親指を動かす主な筋は、以下になります。
- 母指内転筋
- 母指対立筋
- 短母指外転筋
- 短母指屈筋
- 長母指屈筋
- 短母指伸筋
- 長母指伸筋
母指は、その他の指に比べて動く範囲が大きく、問題を起こしやすい構造になっています。
腱の炎症
筋肉の疲労や関節のこわばりが強くなると、筋肉の腱にストレスがかかり痛みが出てきます。
痛みや腫れが慢性的になると、腱鞘炎になります。
また、腱が繰り返しのストレスにより炎症を起こすため、スムーズに動かなくなり場合もあります。
いわゆるばね指です。
なぜストレスがかかる
なぜストレスがかかるのか?
これは、持論になりますが、手の掌側の小指と親指を近づけるための筋肉があります。
とくに小指側が硬くなると、手根骨の可動の低下や腱膜の緊張により腱鞘にストレス生じます。
すると、タイトな腱鞘をとおる腱にストレスがかかり、炎症を起こしてしまうと考えています。
ケア
上記の理論から、手の細かい作業をする方は、掌のマッサージ、特に小指側の筋肉をゆるめると良いと考えています。
その他に、手のひら全体のマッサージや、指のストレッチを湯船につかりながら行うと効果的だと考えます。
指の痛みは、悪化すると難治になり、最悪を手術の適応になってしまいます。
悪くならないうちに、ケアをしっかりする事が大切です。
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