ある日を栄に、ももの付け根(お尻とももの間)の痛みがでるようになった。
MRIなどの診断でも特に異常がない場合は、ハムストリングという筋肉の柔軟性が低下している可能性もあります。
症状や原因についてご説明していきます。
症状について
歩行時やしゃがむ動作、座っていて姿勢を変える際にももの付け根の痛みを感じます。
また、重症度が高いケースは、黙っていても重だるい痛みを感じるかもしれません。
人によっては、慢性腰痛の症状が悪化することもあります。
腰痛に関しては、ハムストリングの短縮により骨盤(腸骨が伸展しずらくなる)の傾斜に影響を与えるからです。
原因
原因がハムストリング(半腱様筋、半膜様筋)の短縮になります。
ハムストリングの筋肉を酷使したことによる疲労の蓄積で起こります。
以下のような事がきっかけになります。
・長時間座っていて
・中腰作業を長時間した
・ももの筋肉がつった
・その他、過度なスポーツで酷使
筋肉は、疲労すると柔軟性が低下しトリガーポイントを形成します。
疲労したから休めば治ると考えがちですが、一度筋肉の柔軟性が低下すると休めたからといって柔軟性は回復しません。
それは、筋膜の線維化(トリガーポイントの形成)を起こすからです。
柔軟性を回復する
ハムストリングは、太くて強固な筋肉です。
筋肉や筋膜の柔軟性を回復するためには、筋膜に対する持続的な適度な圧迫(強くない)が必要です。
市販のフォームローラーなどを用いて、筋膜リリースをするとよいでしょう。
ももの付け根の痛みは、坐骨神経痛と診断されるケースや腰が原因と言われる場合もあります。
その他に、ももの筋肉が原因のケースもあるので原因の選択肢の一つに覚えておくとよいと思います。
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