交感神経と副交感神経は、各内臓の働きを調整しています。
交感神経が優位に働いている時は、副交感神経が抑制され、副交感神経が優位の時は、交感神経が抑制されます。
普段の生活では、その時の状況に応じて、この交感神経と副交感神経の振れ幅がバランス働いています。
この振れ幅が乱れると、体の不調が出てくることになります。(=自律神経に乱れ)
働きの違い
交感神経と副交感神経の働き方の違いの例をあげてみます。
唾液は、交感神経優位で唾液分泌低下、副交感神経優位で唾液亢進
心臓は、交感神経優位で心拍亢進、副交感神経優位で心拍低下
その他、各臓器でそれぞれの亢進や低下がおこります。
乱れの原因
近年、自律神経の乱れによる体調不良をうったえる方が増えています。
乱れはなぜ起こるのでしょうか?
一般的な話と私個人の推論を述べてみます。
精神的な疲労
仕事や家事が過度に忙しい時期があることや、住まいの移動で環境の変化が大きい場合、強いストレスが持続的にかかります。
ストレス反応は、緊張状態つまり交感神経優位になっている状態です。
この状態が長く続くと、体の緊張(筋肉の緊張)⇒血流が悪くなる⇒筋緊張が取れない⇒交感神経が優位になりやすい又は、副交感神経を優位にしようと体が強く反応する
という悪循環につながると考えます。
また、体のゆがみは、筋肉の緊張につながるので、長い間からだのゆがみがあると、上記の悪循環につながるのではないかと考えています。
悪循環になる前に
自律神経のバランスが崩れると、悪循環のスパイラルにつながります。
その前に、無理しない生活を心がける。
少し無理がかかったら、ヨガや温泉、マッサージなどを受けたりしながら体を良い状態に維持する事が大切です。
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