最近、睡眠が浅い、眠りになかなかつけない、すぐ目が覚めてしまう。
そのような状態が続くと、
「なかなか疲れた取れない」「風をひきやすくなった」「集中力が持続しない」という状態につながるかもしれません。
現代社会は、昔に比べると多様なストレスが増えました。ストレスが長時間に及ぶと、内臓や呼吸などの働きのリズムが乱れます。気づくと、不眠、慢性の肩こり、疲労感など自律神経の乱れによる症状がでてきます。睡眠の質(睡眠障害)と自律神経のバランスは、とても密接な関係があり様々な不調につながります。
この記事では、睡眠障害(不眠症)の原因やどのように改善するかについて考えていきます。
睡眠の質の大切さ
睡眠の質のはなぜ重要か?
質の良い睡眠ができると、起床時のスッキリ感、日中の仕事や勉強などの集中力につながります。
その他にも質の良い睡眠をとることで、さまざまな良い影響が得られます。
疲労回復・美肌効果
深い睡眠に入ると、成長ホルモンが分泌され始めます。身体の痛んだ部分の修復を促進し細胞の修復につながります。
脳疲労の回復
睡眠時に脳脊髄液や脳血流が促せれ、アミロイドβなどの排泄が行われます。
睡眠時間が足りなくなるとアミロイドβの沈着が進み、アルツハイマー型の認知量になりやすくなると考えられています。
起床時にすっきりしない、日中にボーっとしてしまう方は、脳のお掃除がしっかりできていないかもしれません。
病気の予防
睡眠の質を上げることで、内分泌機能の向上により代謝活動が促進されます。
体液循環が促され、内臓機能が正常に活動することで、体の免疫力が高まり病気の予防につながります。
うつ症状の緩和
質の良い睡眠を行うことで、自律神経を整える働きがあります。
睡眠時に脳内の内分泌物質が正常に働き、ストレスやうつ症状を緩和します。
睡眠の質(不眠症)を改善する方法
睡眠の質の大切さを理解したところで、本題である睡眠障害(不眠症)を改善する方法について考えていきます。
まず、一般的に言われている改善方法をいくつかご紹介します。
- 日中のウォーキングをする
- 朝日をあびて体内時計をリセットする
- 昼寝は30分以内にする
- 就寝1時間前にはスマホを操作しない
- 就寝2~3時間に湯舟につかり体温をあげる
- 飲酒は控えめにする
- 就寝1時間前は照明を暗めにする
上記は、一般的に言われている内容です。
さらに付け加えたい内容が体全体を含めた肩甲骨の柔軟性をつけることです。
肩甲骨の柔軟性
先ほどのべた以外に、肩甲骨がガチガチに固まっている人も注意が必要だと考えます。
肩甲骨が硬いことにより、以下のような身体への影響が考えられます。
- 呼吸が浅くなる
- 自律神経も乱れ
- 体液循環がわるくなり活性酸素を体内に増やす
- リラックスできない
- 深い呼吸ができず副交感神経が優位になりずらい
上記の要素により、睡眠の質が低下する可能性があります。
首が前に出ていて、猫背が常態化している方は、注意が必要です。
肩甲骨の硬さチェック
胸の前で両手のひらと両肘をピタッと合わせます。
両手のひらと両肘をくっつけたままの状態で真上に上げます。
両肘をくっつけられない人や鼻の高さまで上げられない人は、肩甲骨を柔らかくする運動をしましょう。
肩甲骨のストレッチ
たくさんある肩甲骨のストレッチの中から一つご紹介いたします。
適当な棒やバスタオルなどを用意します。
①両手で握り高く上げます。
②肘を曲げながら肩甲骨と肘を斜め下方に寄せます。
③ゆっくり元の姿勢に戻します。
これを10回2~3セット行います。
睡眠薬などに頼る前にできることをする
不眠症が続くと、生活の質が落ち、精神的に不安定になります。
その状態が続くと、自律神経に乱れや様々な病気に引き金になりうるでしょう。
睡眠薬に頼る方もいますが、根本的な解決にならず、睡眠の質自体は改善したと言えません。に
大切なことは、日常生活の見直しと、エクササイズなどで本来の身体の柔軟性を取り戻す事だと思います。
よかったら参考にしてみてください。
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