最近、
- 深く息を吸えない
- 常に息苦しさを感じる
- 夜、眠りが浅く何度も目が覚める
このような症状でお悩みではありませんか?
病院で検査を受けても
「特に異常はありません」
「様子を見ましょう」
と言われ、原因が分からないまま不安を抱えて来院される方が、当院には多くいらっしゃいます。
実は、呼吸がしづらい・息苦しい症状には共通した原因があり、
その多くが「姿勢」と「自律神経の乱れ」に関係しています。
日常生活の中で無意識に続いている習慣が、呼吸のしづらさを引き起こしているケースも少なくありません。
今回は、なぜこのような症状が起こるのかを整理して解説します。
呼吸がしづらい症状はどのような方に多い?
呼吸のしづらさや息苦しさを感じている方には、次のような背景が重なっていることが多く見られます。
- 仕事や引っ越しなど、生活環境が変わり不安や緊張が続いている
- 繁忙期で忙しい日がしばらく続いた
- 部活動や勉強量が急に増えた
- 長時間、パソコンやスマートフォンを使用している
- 風邪をひき、咳が数日〜数週間続いた
これらに共通しているのは、
浅く速い呼吸、あるいは強い呼吸が長時間続いていることです。
呼吸の質が低下すると、体は常に緊張状態となり、息苦しさを感じやすくなります。
姿勢の乱れが呼吸を浅くする理由
浅い呼吸が続くと、
肋間筋や腹筋などの呼吸筋が疲労し、柔軟性が低下します。
すると次第に、
- 前かがみの姿勢
- 頭が前に出た姿勢
- 肩が内側に巻き込まれる姿勢
になりやすくなります。
このような姿勢では胸郭(肋骨)が十分に広がらず、
大きく息を吸うことができません。
姿勢の崩れは、
「呼吸がしづらい → 姿勢が悪くなる → さらに呼吸が浅くなる」
という悪循環を生み出します。
呼吸と自律神経の深い関係
深い呼吸ができなくなると、体はリラックスしづらくなります。
その結果、
交感神経(緊張・興奮)が優位な状態が続き、
- 寝つきが悪い
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝起きても疲れが取れない
といった症状が現れやすくなります。
本来、睡眠中は副交感神経が優位になることで体が回復しますが、
呼吸が浅い状態ではこの切り替えがうまくいかず、自律神経の乱れにつながります。
筋膜・呼吸筋の働き低下も原因の一つ
呼吸は、肺を膨らませることで行われます。
そのためには胸郭(肋骨)がスムーズに動く必要があります。
胸郭の動きには、
- 横隔膜
- 肋間筋
- 腹筋群
- 斜角筋
- 胸鎖乳突筋
など、多くの筋肉や筋膜が関わっています。
姿勢不良や呼吸筋の疲労が続くと、これらの働きが低下し、
深い呼吸がしづらい状態になってしまいます。
呼吸がしづらい時のケアと対処法
姿勢や筋骨格の問題が関係している場合、
ヨガや呼吸法などで呼吸筋を意識的に動かすことはとても有効です。
また、
- 息苦しさが慢性的に続いている
- セルフケアでは改善しにくい
といった場合には、
鍼治療や整体によって筋肉・関節・筋膜が動きやすい状態を作ることも一つの方法です。
呼吸がしづらい状態は、
自律神経の乱れや睡眠の質の低下につながります。酸素不足や血流の低下を考えると、
長期的にさまざまな体の不調を引き起こす可能性もあります。「最近、呼吸がしづらい」
「息苦しさが続いている」
「疲れが取れない・眠りが浅い」このような症状を感じている方は、早めのケアを意識してみてください。

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