就寝中の寝返りで腰が痛くなるのはなぜ?
「寝返りを打つたびに腰が痛くて目が覚める」
「ベッドや枕が合っていないのでは?」
「日中は腰が痛くないのに、なぜ寝ている時だけ?」
このようなお悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
就寝時の腰の痛みには、はっきりとした“体の原因”があると当院では考えています。
就寝中に寝返りを打つ理由
就寝中の寝返りの回数は、人によって大きく異なります。
特に寝返りの回数が極端に少ない方ほど、起床時に腰痛を感じやすい傾向があります。
人間も動物も、長時間同じ姿勢を続けると血流が滞り、
筋肉や関節に負担が集中します。
睡眠中も例外ではありません。
そのため私たちは、無意識のうちに体勢を変え、
血流を保ち、体への負担を分散させるために寝返りを打っているのです。
就寝時の寝返りで腰が痛くなる原因
「寝返りを打つ瞬間だけ腰が痛い」
この場合、単に
・ベッドが硬すぎる
・枕が合っていない
といった寝具の問題だけではないことが多いです。
当院では、
背部下部〜腰部〜股関節にかけての歪みが固定化している状態が
大きく関係していると考えています。
腰は“ねじれのストレス”を受けやすい部位
胸椎(背中の上部)は肋骨と連動し、
仙骨は骨盤(腸骨)や股関節と連動しています。
しかし、腰椎(腰の骨)は単独で存在する非常に不安定な構造です。
そのため、
- 胸郭(胸まわり)のねじれ
- 股関節の内外旋のクセ
- 骨盤の歪み
こうした上下のねじれを、腰が常に受け止める状態になります。
この状態で同じ寝姿勢が続くと、
寝返り動作の瞬間に腰へ強い負担がかかり、痛みとして現れるのです。
症例紹介|50代女性のケース
来院時のお悩み
- 就寝時・起床時の寝返り動作で腰が痛む
- 日常生活では特に腰痛はない
- 長期間、同じ症状を繰り返していた
体の状態(評価)
- 股関節の内外旋可動域に左右差が大きい
- その影響で骨盤の歪みが強い
- 骨盤の歪みに伴い、腰背部が左回旋で固定
- 柔軟性が低下し、動き始めに痛みが出やすい状態
施術の流れ
慢性的な状態であったため、急激な変化は避ける方針で進めました。
- 初回〜2回目
腰部の回旋クセを緩める施術を中心に、
超音波などの電気治療を併用 - 3回目以降
股関節の左右差調整
骨盤調整を段階的に追加
徐々に体の動きが改善し、
6回目の施術時
「最近、寝返りの腰の痛みで目が覚めなくなった」
とご本人から報告がありました。
慢性腰痛の多くは「体のクセ」が原因
今回の症例からも分かるように、
慢性的な腰痛の多くは、
- 体の使い方のクセ
- 関節のねじれや歪みの定着
- 特定部位にストレスが集中する状態
これらが積み重なって起こっています。
湿布や痛み止めが効かない腰痛の場合、
痛みのある場所だけでなく、体全体のバランスを見直すことが重要です。
「なぜ寝ている時だけ腰が痛むのか?」
一度、ご自身の体の状態を見直してみてはいかがでしょうか。
当院の腰痛治療についてより詳しく知りたい方はコチラ

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