「肩こりがひどくなると、腕や脇まで痛くなる」 「肩を揉んでも、なぜか腕のだるさが取れない」
このような症状で来院される方は少なくありません。 実はそれ、肩こりと神経の関係が大きく関わっています。
今回は、肩こりが原因で腕や脇に痛みが出る理由を、できるだけ分かりやすく解説します。
肩こりなのに、なぜ腕や脇が痛むのか?
肩・腕・脇は、それぞれ別の場所のように感じますが、 体の中では神経でつながった一つのエリアとして働いています。
肩こりが強くなると、首や肩まわりの筋肉が硬くなり、 そのすぐ近くを通る神経が刺激を受けやすくなります。
その結果、
- 腕が重だるい
- 脇がズーンと痛む
- 肩から腕にかけて違和感が広がる
といった症状が現れます。
ポイントは「腕神経叢(わんしんけいそう)」
肩こりと腕・脇の痛みを考える上で重要なのが、腕神経叢です。
腕神経叢とは、 首から出た神経が束になり、 肩・腕・脇・手へと伸びていく神経の集まりです。
この神経は、
- 首の横
- 鎖骨の下
- 脇の奥
といった、筋肉や骨に挟まれやすい場所を通っています。
肩こりが神経を刺激してしまう理由
肩こりが続くと、
- 僧帽筋
- 斜角筋
- 小胸筋
などの筋肉が硬くなります。
これらの筋肉が緊張すると、 腕神経叢が圧迫・刺激されやすくなり、 痛みやしびれが「離れた場所」に出ることがあります。
これを**関連痛(放散痛)**と呼びます。
つまり、 「原因は肩なのに、症状は腕や脇に出る」 という状態が起こるのです。
こんな症状があれば要注意
肩こりに加えて、次のような症状がある場合は、 神経が関係している可能性があります。
- 腕や脇がピリッと痛む
- 片側だけ症状が強い
- 肩を動かすと腕まで響く
- マッサージをしてもスッキリしない
これらは、単なる筋肉疲労ではなく、 神経の通り道で問題が起きているサインかもしれません。
自分でできる簡単な対処法
症状が軽い場合は、次のようなケアが役立ちます。
① 首・肩を温める
ホットタオルなどで首や肩を温めます。温めて血流を良くすることで、 神経への刺激が和らぎやすくなります。
② 肩をすくめてストンと落とす
肩をすくめて5秒キープし、 ストンと力を抜く動作を3〜5回行います。柔軟性や肩回りの筋肉を緩めます。
③ 深い呼吸を意識する
浅い呼吸は首・肩の緊張を強めます。 鼻から吸って、口からゆっくり吐く呼吸を意識しましょう。肺(胸郭)を意識して動かすことで首や肩・背中の筋肉を緩めます。
病院や治療院を検討した方がいいケース
次のような場合は、自己判断せず相談をおすすめします。
- 痛みやしびれが強くなっている
- 夜間も痛みが続く
- 腕に力が入りにくい
- 症状が数週間続いている
- セルフケアをしても変わらない
これらは、神経のトラブルが進んでいる可能性があります。
まとめ
肩こりによる腕や脇の痛みは、 神経(腕神経叢)への影響が関係していることがあります。
肩だけを揉んでも改善しにくい場合は、 首・鎖骨まわり・脇まで含めたケアが重要です。
「いつもの肩こり」と軽く考えず、 違和感が続く場合は早めに体を整えてあげましょう。
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