ロコモティブシンドロームについてご存じですか?
ロコモティブシンドローム(以下「ロコモ」とは、運動器の障害により歩行や立ち上がりなどの移動機能の低下をきたした状態であり、進行すれば要介護の原因となるものです。
原因は、運動器疾患、筋力低下、バランスの能力の低下の三つが主なものです。
健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活を送ることができる期間)を考えると、ロコモに対する予防と対策が必要になります。
ロコモーションチェック
日本整形外科学会では、一般の方々でも日常生活を指標にロコモに気づく事が出来るよう、七つのチェック項目を発表しています。
- 片足立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまづいたりすべったりする
- 階段を上がるのに手摺が必要である
- 家のやや重い仕事が困難である
- 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難
- 15分くらい続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
上記7項目は、それぞれ意味があります。
- バランスの指標
- 転倒しやすさ
- 下肢筋力とバランスの指標
- 上下肢の筋力、バランス能力、腰部、膝疾患
- 上下肢の筋力とバランス能力
- 持久力の評価
- 動的バランスの指標
上記をチェックする事で、さまざまなロコモの前兆をチャックすることができます。
健康寿命を考える
2016年の厚労省のデータによると、健康寿命は、平均寿命とくらばると、男性で約9年、女性で約12年短い事がわかっています。
人生の最後に健康な状態でいられることが、もっとも望ましいと思います。
そのためには、早期に自分の状態を自覚し、予防と対策が必要なのです。
人生の最後まで、健康で活き活きとした生活を送る。
そのためには、ロコモという一つの判断基準も参考に常日頃から、自分の体の状態を把握し、運動などで予防していくことが大切ねすね。
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